A.C.Perch(英語読み:パーチ/デンマーク語読み:パーク)は、
デンマークの紅茶専門店です。
東インド会社が東洋の魅惑の品々を、
ヨーロッパへ運び始めた頃(1835年)から
家族経営を堅く守り、コペンハーゲンの港のそばに
変わることなく一店舗のみを構えてきました。
デンマーク王室御用達。
海外へ支店を出すことはもちろん、
商品を輸出することさえ、長い間実現しませんでした。
コペンハーゲンのメイン・ストリート、ストロイエから角を曲がって、
さらに細い道に入ったところに、こじんまりした店が見えてきます。
様々なフレーバーの茶葉が入った入れ物が、
ズラーリと並び、店員さんに相談しながら、ゆっくり選びます。
例えば、「花びらが入っているここのお茶を、以前にもらったの。
甘い香りがして、花びらは赤と黄色だったんですけど、
フレーバーの名前はわかりません。同じのが欲しいの」と言うと、
「心当たりのものは、何種類もあるので、
とりあえず、茶葉の見た感じと香りをそれぞれ確かめてもらって、
さらに絞ってゆきましょう」
なぁんていう具合に、丁寧に対応してくれます。
ここはね、ティールームや、お茶をするコーナーも無いんですよ!
でも、美里さんに教えてもらったところによると、
「普通のコペンハーゲンのティールームに入ると、
普通の紅茶とはまったく別扱いで、
メニューに『パーチの紅茶』という項目が、
きちんと設けられていることも、多々ある」のだそうです。
これが、お店の入り口。
お客さまが5人ほどで
満員になりそうな感じ。
http://www.perchs.dk
デンマーク人の祖母を持つ岡田美里さんが、橋渡しのきっかけになり、
日本への輸入が開始されたのは、ほんの少し前のこと。
可愛らしい深緑色の四角缶入りの購入が可能です。
通信販売も大丈夫。
http://store.yahoo.co.jp/milimillie/b9c8c3e3.html
そして!パーチの紅茶を存分に堪能できるお店も、
近々東京都内にオープンするのだそう。
美里さんのブログをチェックしていれば、詳しくわかるかしらん。。
http://milimillie.spaces.live.com/PersonalSpace.aspx?_c02_owner=1
茶葉の等級や細かいブレンドの技術などについては、
ドシロウトの私ですが、「どのフレーバーを選んでも、
とても香り高い紅茶だなあ」という印象が、常にあります。
芳しい箱入り娘。常に及第点をとっているのです。
秋一番に、私が岡田さんに教えていただいたフレーバーは、
「ロイヤル・バンブー」(玄米茶、マンゴー、バラの花びら(つぼみ)、
竹の小さなチップなどが入っている緑のお茶)!
わざと、おすすめに従って、日本茶の急須でいれてみました。
全身に、秋が染み渡ってゆきます。
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