クリスマス前に、そしてクリスマス終了後に始まるセールの頃
(そう、ちょうど今頃ですね)に、北欧では、
家族や自分用のしっかりした外套やブーツを選ぶ人たちを、
たくさん見かけます。
みんな、目がとても真剣。
一番外側に、長期間身に着けるものですから、気合が入っていますし、
彼らは何しろ選び方も上手です。
「手首や裾、ウエスト部分は、絞って調節したり、
冷気をシャットアウトしたりできるか」
「前開き部分は、例えばスナップボタンとファスナーとで二重にとめられるか」
「ブーツの底部分は、雪の上、凍結した道や石畳にも対応できるか」
「フードは付いているか、それは、取り外しも可能か」
というような、細かい吟味をしています。
(ちなみに、フードは日本のようなおしゃれの飾りではなく、
雨、雪、風を防ぐために、どしどし使います。)
このような外套は、おしゃれ着とは別に考えられていることも多いようですね。
なにしろ、「寒さから身体を守る」という意味・役割も大きいのですから。
小さな人たちのための、パンツとジャケットが繋がって、
綿(化繊の軽いもの)が入った、前開きジッパー付きのウェアなんて、
色柄がカラフルで、本当に楽しい!
動きもユーモラス。もこもこの宇宙人か、蓑虫か、ってな具合。
例えば、金髪の子に、薄紫とエメラルドグリーンのツートンカラーのウェアを
着せているとすると、もう、ウットリするほど似合っていたりします。
また、よく観察すると、皮膚の敏感な子には、ウールのものではなく、
大判のバンダナを首巻の代用にしてあげているお母さんがいたり、
ウェアの見えないところに(一人で脱ぎ着できやすいように?)
マジックテープがさりげなくついていたり。
花柄だって、大人が着たいくらいシックなものがあったりして、
暗くて長い冬を過ごすための「実用の服」なのに、
いいえ、だからこそ、とてもよくできているのですね。
チャンスのある人は、よーく観察しましょう。見習いましょう。。
出かけた先で、ゾクゾク悪寒がするのって、嫌ですもんね。
防寒衣料って、日本でももっと進化しても良さそうな気がしますが。
「外套」が読めなくて妻に質問してしまいました。「がいとうって読んでコートのことだよ。」
なぬ!し、知らなかった...
Calvinaさんのお陰で、またひとつおりこうさんになりました!
投稿情報: Nariken | 2007/01/11 08:09
Narikenさんのおかげで、
「もしかするとCalvinaは、ものすごく年寄りなのかも」
という噂が広がったら困っちゃうなーー。(T-T)
気をつけよう。。
投稿情報: calvina | 2007/01/11 14:11