大がかりな衣替えを年に2回、というわけにはいかず、
2~3ヶ月に一度、次の季節のものを準備しつつ
「どう考えても、もうこの季節から先には着ないね」というものを
片付けていきます。
春・夏の服や小物が出揃った、この時期のウィンドウや店先は
一年のうちで、見せていただくのが一番楽しいものかもしれませんね。
観察するだけで、ちょっとうきうきしてしまいます。
そして、「次の季節、何かまた新しいものを着てみたいなー」と
あれこれ考える時間もうれしいものです。
「服を見つける努力を惜しみません。
惜しんだら、私が私じゃなくなって見える気がします。
たかが着るものと私は思いません。
着るものぐらいしか、自分の考え方や生活のしかたを
人に見せられないと思っています。」
(太字部分は『春から夏へのおしゃれ手帖』より 大橋歩・著
集英社文庫 1992年5月第一刷
86~91年にかけて、「東京新聞」「中日新聞」に連載されたもの)
「日本の人って、着るものや化粧に
やたらと気を使うことが多いね」とは
私の海外在住の知り合いたちのコメントですが
「商品のラッピングなんかも、とっても凝っているでしょ?
私はね、“包む”ってことに、日本の人たちは
異常に敏感なんじゃないかな、と思うことがあるよ」と
話を返したりなんかしています。
calvinaさんもよくご存知の○ースケさんに一昨日会ったときに、
「今日着ているスーツは、もう30年以上前に作ったスーツだ・・」
と、そして作っていただいた方との思い出をとくとくと語っていただきました。
思い出と一緒に物も大切にしてる○ースケさんって、
やっぱりすごかです。
投稿情報: あっちゃん | 2008/03/16 20:37
あっちゃんさん!
んー。やはりタダモノではないな。○ースケさん!
(と、褒め称えても、ブログ見てませんよねー・・・)
あのね、「長く着ている」という事実からは、少なくとも、
まず、体型がその間(大幅には)変わっていない、ということと、
長い期間の使用に耐えるだけの上質の素材と仕立ての服である、
ということが、わかるわけですよね。
そして、そこに思い入れや思い出やなんかもたくさん詰まってゆくから、
こういうのには本当に憧れてしまいます。
投稿情報: calvina | 2008/03/16 21:20