今日、4月2日は、H.C.アンデルセン(デンマーク)の203回目の誕生日。
久しぶりに、彼の作品に触れ、しかもそれがバレエ映画でした。
イギリスの古い映画作品『赤い靴』(1948年、原題:The Red Shoes)は、
ダンスがもっと私の身近にあった時期に、数回観ています。
ロバート・ヘルプマンやレオニード・マシーンなど、
当時のバレエ界の最前線で活躍していた人たちも登場します。
「赤い靴を履いてしまったら、死ぬまで踊り続けることになる」という
怖ろしい話に基づいた映画で、
劇中劇の形で原作をバレエ化したものが登場します。
主役のモイラ・シアラーという人の甘いキャラクターと、
なんとも粋な美術・衣装、その二点だけを追いかけても楽しめます。
が、観るたびに次のようなことを自問自答せずにはおられません。
いったん、何かに手を染めてしまったら、
いったん、何かを見知ってしまったら、
いったん、何かを好きになってしまったら・・・
その先が破滅しかなかったとしても、突き進むタイプですか?
赤い靴がなかなか脱げないタイプですか?
私は、たぶん「脱げないタイプ」、というよりも、
「頑固に脱がないタイプ」、かもしれません。
破滅に至るまでまっしぐらに進むかどうかは最後までわかりませんが。
アンデルセンも、手に入らないもの、届かない夢を
生涯をとおして追いかけ続けた人だったように思います。
大物振付師ブルノンヴィルと同年生まれで仲良しでした。
容姿や身体的な条件が許せば、ダンサーか俳優になりたかった、
とのことです。
※日本でもDVDが2005年に発売されています。
僕もどちらかというと「頑固に脱がないタイプ」かもしれませんが、
ある日突然、脱ぎたくなる時があります。
そこに、特別何かのキッカケがある訳じゃなく、突然なんです。
だから思いっきり脱いでみるんですが、今度は脱いだら脱いだで、
気になってても、なんせ頑固なんで二度と履きませんしね。
投稿情報: あっちゃん | 2008/04/02 21:02
あっちゃんさん!
私、ちょっと‘同類’かも、です・・・。 (^^)
「二度と履かないぞ」と思うところが・・・。
頑固ちゃんと呼んでください。
投稿情報: calvina | 2008/04/03 11:33