ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ(1759~1840年)。
細密な版画の絵葉書や画集でおなじみの、薔薇の画家です。
生誕250年を記念した展覧会が、東京・渋谷で始まりました。
http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/08_rose/index.html
植物を詳細に記録する役割を担わせた絵画に
より深い芸術性を読み取り、楽しもうという試み。
ルドゥーテが残した絵からしか見たことがないのですが、
咲いている薔薇の花の真ん中あたりから、
次の花芽がにょっきり顔を出し、そこからまた花が開く、
ということが、実際にもあるのだそうです。不思議。
会場には、動画(上記サイトでもご覧ください)や香水を楽しむコーナーが
設けられたり、椅子には薔薇色の光沢のある布地を張られていたり、
あずまやを思わせる空間が遠慮がちに添えられたりしています。
(ま、こんなのにあんまり気づかない人もいるかもしれませんが。)
私が注目しているクリエイティヴ集団:シアター・プロダクツや、CA4LAが
この展覧会のために制作した限定のTシャツや帽子(むろん薔薇だらけ!)、
そして図録など、ホントはいろいろ欲しいんですけれど、ね。
今月、ルドゥーテの薔薇の本も
復刻愛蔵版として出ましたよ。
こちらも、ため息を誘う美しさ。
復刻の希望が多く寄せられていた
ものなのだそうです。
ヨーロッパでは、今月から
薔薇に限らず、花々が咲き誇り
一年中で最も輝かしい時に入ります。
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309255194
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