器に目がない私の年中行事は
春の連休の間に陶器市へ
ふらふらと出かけること。
特別な知識も眼力も無いこんな私でも
ふらふらしているだけで、何だかちょっとうれしい気持ちに。
皆さまのお近くでも、陶器の市や窯びらきや骨董市を覗く機会があるでしょうか。
「あ。それ。いいでしょ。○○郎さんの手書きの品。
ちょっと皿の縁にひびのような傷があるから、もうタダでいいよ。
植木鉢の下にでも敷いてね」ってもらったお皿を
毎日のように自分のおかずをのせて使っています。
それをもらった翌年、またその店に行って、
「いただいたお皿を愛用してるんです」と言ったら
「あ。じゃ、今年は同じ柄の蕎麦猪口をあげるね」って。
2年連続で、タダでもらってしまいました。
その後、そのお店は見当たらなくなりましたが、
こんな類の出会いや交わりは多々続いております。
器の制作で頑張っている友人に会えるのもうれしいことです。
有名なお店の定番商品に絵柄を入れる前のもの
(つまり、真っ白な状態で絵付けの前に撥ねられたもの)などは、
とても安く手に入り、しかも使いやすくて重宝します。
外国の方のために同じものを6人分以上揃えたい時も
市ではばら売りが多いので、自由自在に買物ができて便利。※
(※日本ではセットは5人分が基本ですが、
欧米では6人分、あるいは2の倍数が基本になります。)
ちなみに、こうした白い器は、
北欧のガラスや銀のカトラリー類とも
うまくハモリます。
「器はたくさんあるから、もう買わないでおこう」って思っても
やっぱりいろいろ見て回るのは楽しくて、ホントに困ったもんです。
止まらない増殖。お茶碗だけでもたくさん持ってる私・・・。
帰宅すると、大きな鍋で戦利品をぐらぐら煮ながら
一日をゆっくりとふり返る、という余韻も大切です。
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