かすかなしぐさのほころびから、
微妙な表情の変化から、
心の内に隠れているものは
割合簡単に読み取られてしまいます。
学生でも社会人でも、誰であっても、
外国へ一歩出た瞬間に、
あるいは、外国からいらした方と接した瞬間に、
互いに自分の国そのものを背負って接することになります。
接した相手を通して、その国そのものを見ようとするのは
ごく自然なことですから。
「だから、もっと自分の国について学ぼう」と
ここで言いたいのではありませんよ。
背負っている国について、自分自身はどう思っているのか、
ということを立ち止まって深く考える人と、そうでない人との差異は
いったい何によって生じて、その影響はどれほど広がるのか、
ということを考えているのです。 今のところは。
それから、背負っているのは国だけではない、
そして、それが一つの単純な塊でないこともありうる、ということも、ね。
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