大学生の時に読んだ(いや、読まされた)はずなのに
何も憶えていないD.H.ローレンスの作品。
新聞記事の中に、彼の作品"Riches"(富み)の訳が
紹介してあり、その中に以下のようなフレーズが。
大学の先生も、こんな作品を選んで教えてくれたら良かったのに。
ちょっぴり見直しましたぞ、ローレンスさん。
あ、それから、よく知らない人だけれど、ポープさんもね。
富み
(冒頭部分)
「金持ちだったらいいのになぁ」と思ったら
それは自分が弱ってしまっている証拠。
(途中略して最後の部分)
「詩人アレクサンダー・ポープは十八世紀にこう語った。
「神さまは、ちっとも金を大切に思っていないみたいだ。
ロクでもない奴ほど多く与えられているところを見ると」
アーサー・ビーナード、木坂涼 選・共訳
ビーナードさんも、とんでもなくユニークな人。
母国語でないものを使って、詩人として仕事をして生きてゆく、
というのは、誰にでもはできないことです。
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