Calvina's Corner

実は強かった、というお話。

　朝早く咲いて、昼過ぎにはしぼむ、つゆ草。
　炎天下、外を歩き回れない家族に見せたくて
　１本だけ折り取ってきたものの、
　あっという間にシナシナとしぼんでしまいました。

ところが！　話はこれだけで終わりませんでした。

葉っぱがピチピチ元気なので、そのまま水だけかえて
テーブルに置いたままにしていたのですが、
翌々日の朝、きちんとまた花が開いているのを発見したのです。
しかも、道端で見初めた時よりも、大きな花。
（おそらく、翌日の朝も咲いていたのね。
でも気づいてあげられませんでした。）

「折り取ってきたからには、もっとしっかり私を見て楽しんでよね」
青い花は、むくれて、私にそう言っているようでした。

そして、これだけでも話は終わりませんでした。
白い根っこがどんどん伸びてきたのです！
庭の隅っこにそーっと植えて、今日も観察しています。

レトロな二人。

夏の着物をつぶして縫ったのかしら、というような
前にボタンが並んだシンプルな半袖ワンピースのおばあさん。
白いレースの日傘をさしています。

ぱりぱりに糊がきいた、真っ白い開襟シャツの裾を
きっちり麻のズボンにおさめて、生真面目にベルトでとめたおじいさん。
使い込んだパナマ帽をかぶっています。

二人は、少し弱くなった足腰を補い合うかのように、
軽く腕を組んで、静かに歩き去っていきました。

真夏の昼下がり。
こういう光景に出会うことは、めっきり少なくなりました。

薄紅色の炒飯。

お弁当を詰めなくてはならなくなりましたが、
あまりにも暑いので、ご飯が傷まないかと心配に。

それで、梅干をくずして炒飯にすることを思いつきました。

　「せっかく赤系なら、これもね」ってことで、
　そこらにあった完熟トマトも少し刻んで入れました。
　オリーブ油、塩、黒胡椒だけ。ほんのり薄紅色のご飯。
　持ち運ぶ時には、ミニ・アイスパックを当てて用心。

光と影の境い目。

渡辺淳一さんの直木賞受賞作『光と影』（1970年）を読んだのは
中学生の夏休みでした。

西南戦争で、似たような腕の怪我をした二人のうち
カルテの順番のせいで、一方は切断、もう一方は温存となってしまいます。
その後、どんどん光の当たる方と闇の底とに、人生の道が分かれていきます。

ぞっとしたやら感動したやら、なにやら理屈もわからないまま、
強烈な印象を受けたことだけが、私の中に残りました。

連日報道されている大分の教職に関する不正（汚職）についても、
（妙なものを贈ったり受け取ったりした人たちは、この際隅っこに置いておいて）
試験で合格ライン以上の点数を取った人が、
意図的な減点（点数操作）によって不合格になっていた、
というところが、ずっと気になり続けています。

不合格になった後も、再び挑戦し、
結果的に初志貫徹できた人もいるのかもしれませんし、
「これから合格にする」という処置に応じる人も
出るかもしれませんが、
不合格のまま、この道をあきらめた人、
今さらもうその岐路には戻れない人もいるでしょう。

人生、何がきっかけで、どう転ぶか、まったくわかりません。
努力とか運命とか、そういう言葉が何と薄っぺらに感じられることでしょう。

同業を安易に子が継ぐこと、別の地域では同じような不正は無いのか、など
このニュースから考えさせられることは、まだ多くあります。

※「1970年に中学生？と、いうことは、カルビーナは現在○○歳かー」とは
計算しないようにしてください。
直木賞受賞直後に、初めて読んだわけではありませんので、念のため。

花柄の布のベルト。

　金具も巾も男性用のベルトみたいだけれど
　甘い花柄です。長さも女性用みたいだし。
　涼しいデカパンを、これでギュウッと留めます。
　手づくりのものを集めたお店で見つけました。

広島カープのチョコレート・クランチ！

　広島出身の知人からいただきました。
　このチームのオリジナル・グッズは
　今回初めて手に（そして、口に）します。
　日本人の作るパッケージ、総じて凝っています！

※広島カープのオリジナル・グッズはこちら↓↓↓から
　（バッグとジーンズの「赤糸」に、ちーとばかりビックリ。）
　　http://www.shop.carp.co.jp/shop08/index.html

オール・ショパン・プログラム。

久しぶりのピアノ・リサイタル。
それも、ショパン・コンクールで名を上げた演奏家の
オール・ショパン・プログラムでした。

２時間半のうち、後半はショパンの練習曲（あわせて２４曲）。
アンコールもすべてショパン。
こういうプログラムを生で聴くのは初めてだったかも。

蒸し暑い最中に脳みそに涼風を送るには、なかなか良いひと時でした。
冷房のきいた部屋で、ＣＤを流しっぱなしにしても良いかもしれません。

ピアニッシモのそれぞれの音の粒が際立ち、
きらきらと光るように弾く人、
「ポーン」「バーン」とはっきり主張する長音が、
華やかさともの悲しさを一度に伝えるような演奏をすることができる人、
そんなピアニストが、特に好きだなあ、と思います。

・・・ところで、ショパンさんって、舞曲をたくさん残していますが
自分でステップ踏めたのかしら・・・ね。

ショパンを弾く人たちも、マズルカとかポロネーズとかいう
舞曲のステップを自分の足で刻んでみると、
演奏にも新たな発見があるのでは、と
個人的には思っていますが、いかがなものでしょうかね。

ちょうど一巡りした流行。

　今から約２５年前に、
　中国の輸入品を集めた物産展で
　家族に買ってもらった木綿のブラウス。
　白地に白い糸の刺繍。
　袖口も（ゴムは使わず）糸だけのスモック刺繍。
　今流行っているものと比べても、まったく遜色なし。

　
大切に着ています。ひと夏に数回（弱）。
これを着たら、パスタやカレーは厳禁です。

とまたまうどん！

生まれ育った土地のうどんは、
柔らかくてべっちゃりとした食感です。

さぬきうどんのしこしこした食感のほうが
私の好みには合っているので、
ここ数年、様々な方法で、日本全国どこからでも
入手しやすくなっているのは、とてもうれしいことです。

先日、いただいたさぬきうどんについて来た説明書のとおりに
溶き卵とだし汁の元（濃縮タイプ）をどんぶりの中で
あらかじめ混ぜておき、その中に茹でたての麺を入れて
くるくるとかき混ぜ、青ねぎともみのりとゴマでいただきました。
最高！

シンプルな食べ方ですが、お薦めです。
よく考えると、卵かけご飯のご飯を、麺に置き換えただけなのですが
ご飯とはまた違った味わいになります。

　今日は、卵+完熟トマトのポタージュ
　（にんにくと玉ねぎをオリーブオイルで炒めて
　トマトを足して塩を足してミキサーでクラッシュ）。
　スイート・バジルとねぎを、たくさんかけます。

少し横道にそれますが、醤油をたらした溶き卵を麺にからめて、
その上から「永○園」のお茶漬けの素をかけてみてください。
（このバージョンは、ごくごくたまに、ということでお願いします。）

ねずみ男も、お洒落しています。

　地元のお祭り『博多祇園山笠』。

　飾り山は、１２ｍ、２ｔ（トン）。
　14種あって、表は格調高い時代物、
　裏は小さい人たちも楽しめるもの。
　昔は、この大きさのものがそのまま
　人間に担がれて走っていたなんてビックリ！

※博多のお祭り。７月１日スタート。これから最高潮に向かいます。
　　あー。男だったら、担ぎたい。
　　http://www.nishinippon.co.jp/hakata/yamakasa/