週刊文春08年7月3日号。
最近3年間、首都圏に住む「子持ち家庭」が
毎食何を食べているかを写真で記録し
インタビュー調査した結果が紹介されています。
「子どものリクエストで、朝からカップ麺」
「洗い物をしたくないから、大皿や買ってきたままの容器から
直接食べる」
「実家のおかずをそのままもらってくる」
「みんなそれぞれ好きなものを買ってきて食べる」
まあ、機会があったら立ち読みしてみてください。
本当に、とんでもない状況です。
年収1千万円を越えている世帯や専業主婦がいる家庭でも
こんなのは当たり前なのだそうですよ。
そして、実は、朝食や昼食は抜いている家庭が多いため
ここに紹介されているものは、ある意味「ずっとマシ」なのだそうです!
朝はチューブに入ったゼリーだけ、とか
夕食は子どもと一緒に居酒屋へ行き、
子どもが寝てしまっても、親がそこで夜更かしするのも普通みたい。
丁寧に暮らしを編み、子育てしている家庭や家族と
手抜きや言い訳が日常茶飯になっている家庭とのギャップは
ますます広がってきています。
所得格差も確実に広がっているのでしょうが、
それとは別の次元で、‘生活IQ’みたいなものの格差も
どんどん広がってきている気がするのは、私だけでしょうか。
異種の格差が幾重にも個人や家族を取り巻き、
その結果、身近に存在して気が合う仲間というのは
皆無に近い状態になるのかも。
ほんの少しの、身近に存在して気が合う人たちとだけ
あるいは、バーチャルな世界で気が合うと信じられる人たちとだけ
閉鎖的なコミュニティーの中で、居心地良く暮らし、「ハイ完結!」
という人生を送る人も増えているのでしょうか。
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