堀井さんがブログを書いたら
きっとこんな感じなのだろう、という本。
日本とフランス各地のお気に入りの美術館、
展覧会を写真とメモで記録したものです。
「急いでメモした」感じで、ラフ・スケッチに添えられているのが、
全部フランス語綴りの文字。
ここらあたりはちょいとスノッブな雰囲気を漂わせつつ、
久しぶりに堀井さん自身が撮影した写真も多数掲載されているので、
著書をずっとフォローしている人にはうれしいでしょう。
他人の「目の付け所」を観察させてもらいたい私には
「堀井さんの取材ネタ帳」を覗かせていただいているようで
参考になる本でしたが、好き嫌いや評価は分かれるかもしれません。
※『みてまわる日々』 堀井和子・著
幻冬舎 2008年10月初版 1,500円+税
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