ご存知ですか、おきうとという食べ物を。
老舗商店Nの解説には、次のように書いてあります。
「おきうと(おきゅうと) とは、海藻のエゴノリを煮溶かして
固めたもので、数百年来の昔から福岡・博多では
朝食に欠くことのできない一品として愛されてまいりました。」
子どもの頃からよく食べました。
一年中手に入りますが、特に、蒸し暑さが増してくると、
朝食にはうれしい食材の一つです。
見た目がところてんに似ていますが、
もう少しざらざらとした食感と喉越しで、そのぶん
身体にゆっくりと入ってゆくような印象を与えてくれます。
普通は、単純に醤油や酢醤油、削り節などと。
私はサラダの材料として使ったり、マヨネーズや
ドレッシングを合わせたりもします。
「未だ開拓途中」という気持ちで実験は続きます。
おもしろい新しい食べ方をご存知の方、編み出した方は
教えていただければうれしいです。
それから、おきうとは、九州北部以外にお住まいの方にも、
これから夏の間に一度は試していただきたい食品です。
(昔は、遠方へは運びにくい食材でしたが)現在では、
「おきうと」で検索すると、クール宅配で購入できるようになりました。
乾燥させたものを戻して使うこともできますが、
個人的には、最初は本物をぜひ生で試していただきたいです。
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