実は、今日ではなく、数日前に観ました。 阿修羅はん。
九州国立博物館。 最寄の電車の駅からかなり歩きます。
午前中、70分待ち! 最初の30分は、炎天下に組み立てられた
テントの中に並んで進み、その後博物館内ロビーにまた並びました。
入場の頃には、もう完全にくたびれていました。
途中で具合が悪くならなくて、ラッキー。
阿修羅の周りは5重、6重(いや、きっと、もっとたくさん)に
人が取り巻いていて、左回りに係員が10歩ずつ号令をかけながら
みんなを誘導し、回しては休み、回しては休みを繰り返します。 げんなり。
夕方自宅に戻ると、もうヌケガラのようになってしまい、
ロクな感想も浮かんできませんでした。
もう少し時間が経過したら、余韻を楽しめるのでしょうか。
「ここまで運んでくるのは、今世紀最後」って、
ホントかどうか、誰にもわからないですよね。
こんな宣伝文句、使わないで欲しいな。
お年寄りや身体の不自由な人たち、
車椅子の人たち、小さなお子さん連れなどのために
特別の公開時間を、いくつも設けるとか、
どうしても並ばなくてはならないのなら、
折りたたみ式の小さなパイプ・スツールを
200個くらい準備するとか、もっと工夫をするべき。
列から脱落するお年寄りを見かけたりすると、心が痛みます。
(期間の最後のみ、閉館を一時間延長する、と発表されていますが、
これでもまだまだ足りないと思います。)
観たいな、と思っていた人たちの中にも、
人ごみの噂を聞いて、あきらめる人たちも大勢いるのが現状。
もともと、九博は、この展覧会でなくても、
足と身体が丈夫じゃないと、気軽には訪問できません。
「『国宝 阿修羅展』の『ナイト・ミュージアム』版」みたいな映画を
創ってくれる人、誰かいませんかねー。
阿修羅がどう動くか、ということを考えるとちょっと楽しいし、
他にも迦楼羅とか四天王とか、いろんなおもしろいキャラクターが
ずんずん動き回って大騒ぎになる映画。
仏像泥棒も増えているようなので、泥棒がやられる映画でも良いな。
※ 『国宝 阿修羅展』 (於・九州国立博物館)は、
09年9月27日(日)まで開催。
http://www.kyuhaku.com/pr/
※その後、阿修羅と仲間たちは奈良の興福寺に戻り、
帰山記念として、いつものケースに戻る前に、
ひと月以上、仮金堂にて特別展示される予定。
http://www.kohfukuji.com/
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