少し前の話。 古道具市(露天)で西洋レースを売っている店を覗きました。
(日本での話ですよ。)
レース類は高価だったので、まったく手に取ることもありませんでした。
(ひととおり、覗かせていただくだけ。)
テントの奥に、数着だけハンガーにかけた上着類が並んでいました。
ビニール・カバーをかけたままのものもあり、服が充分見えません。
3回くらい周辺をうろちょろした後「・・・これ、売り物ですか?」と尋ねると・・・
「はい。そうなんですよ。 実は、自分が好きで着るために買っていたの。
でもねぇ、たんすに眠らせている間に、すっかり太ってしまって
今でも大好きなのに、入らなくなってしまったの。
全部ほとんど袖を通していないんですよ。ほら、正札がついているでしょ?
ずーっと眺めて残念がっていたんだけど、今回、レースと一緒に
持ってきて、隅っこに置いてみました。お客さんなら入りそうですね。
うらやましいこと。 もう今は無くなってしまったメーカーのものだけど、
気に入った、という人に着てもらえたら、あきらめもつきます」と。
と、いうわけで、とんでもない破格で手に入れたものです。
秋口から楽しみにしていて、この頃やっと着始めたところ。
化繊なので軽く、手入れも楽なようで、本当にラッキーでした。
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