(観ずにはおれませんでした。)
「観ている人が幸せになれるようなスケートがしたい」
というのが、鈴木明子選手の試合直前のコメントでした。
今季は急激に成績が上がり、代表に決まった後には、
「どんどん明るいところに向かっているような
そんな気がします」というコメントもありました。
「ああ。より明るい、開けたところに、自動的に進んでいるようだ」
という幸福な体験は、たしかに様々な人生の中に
少なからずあると思います。
その時に苦しくても、後に振り返ると「幸福だった」と思える体験。
他の選手の話題にかき消されてしまうことも多かった鈴木選手ですが
今季は次々に(さらに素晴らしい)運命の扉が開かれて行くような
オリンピックの方から手招きされているような
そんな上昇気流を自分でも感じていたのでしょう。
演技もたたずまいも、どんどん透きとおるように美しくなっていく様から
幸福のおすそ分けをもらうような気がして、目が離せませんでした。
今回は、鈴木選手とロシェット選手の二人は、
登場するだけで私の涙腺がゆるんでしまって大変です・・・。
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