バンクーバー・オリンピック、フィギュアスケート男子の部。
重圧に耐えかねて、演技の前から顔が真っ青な選手もいましたねぇ。
そのまま沈む人あり。 ハプニングに泣く人あり。
成功しないかもしれないものへの挑戦、失敗してもまた立ち上がり、
顔を上げて闘おうとするその姿に、なによりも引き付けられました。
「人間の中には、神々しさというものがあるのかも」なぁんて希望が見えるというか。
『道』は素晴らしいプログラムでした。
高橋選手の身体から、せつない感情が、エンディングに近くなるほど
渦のように現れ、どんどん強くなり、遠くへ発せられるのが見えました。
今さらですが、ショートプログラムの『eye』も‘純和製’の粋な作品でしたよね。
『シェヘラザード』も好きなプログラムでした。
ライサチェク選手は、細かく素早いステップは苦手のはず。
代わりに、長い手足を生かしたポーズのいくつかが、観客のため息を誘いました。
器用でない人の努力の跡が見える演技というのも、これまた魅力的なのでした。
すばらしかったです。
高橋選手の顔がどんどん輝いて、この場所で滑ることが出来る喜びが全身から溢れていましたね。
金メダルを採る演技というのは、何回跳んだとか失敗しなかったとかのレベルではない+αの何かがあるようです。
個人的にはイタリアの選手(以前三銃士をやった人)が好きです~。
女子フィギアも楽しみ。
キムヨナの演技は+αを感じるのでやっぱり楽しみ。
真央ちゃんももちろん笑顔で終わることができるよう、
安藤選手も鈴木選手も思いっきり全力が出せるよう、期待します。
失敗したとしても最後まであきらめず全力を出す・・・
そんな場面に会えるからオリンピックはつい見入ってしまう。
投稿情報: ふくわうち | 2010/02/19 23:59
ふくわうちさん!
ご同類ですね。観たんですね。うふふふ。
プラスアルファ。
そう、これが無いと、勝利の女神には微笑んでもらえません。
おもしろいのは、このプラスアルファが教えられて備わるというわけではない、ということ。
一回備わったからって、安心できないこと。
もうオリンピックも半分終わってしまったようですが、
できる限り観戦して楽しみたいと思います。
投稿情報: Calvina | 2010/02/20 00:10