上方で幼少時に身寄りを失い、
江戸に移った料理人、澪(みお)。
天才なのに、その自覚は皆無。
順風満帆とは無縁の人生です。
書評で誉めてあったのが頭の隅に残っていて
なにげなく旅行かばんに入れておいたのが運の尽き。
もともと寝不足なのに、出先で夜中に読み通す羽目に。
時代小説に興味が無い人でも、一人の娘の成長物語として、
するする読んでいただけるでしょう。
また、料理の楽しさを伝える軽めの書としてもお薦めできます。
登場する料理のレシピも付いていて、至れり尽くせり。
現在、2冊目まで出ていますが、この後長く続いてゆくかも。
※ 『八朔の雪 みをつくし料理帖』
高田 郁・著 ハルキ文庫 552円+税
ISBN: 978-4-7584-3403-4
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