細い道を歩いていると、前方にお年寄りが。
私と同じ進行方向に歩んでおられました。
杖をついて、ソフト帽を被って、ゆっくりゆっくりと。
こんな場面でいつも思い出すつぶやき、それは・・・
以前に私の親族の年寄りが晩年に漏らしたものです。
「自分では普通に、元気に、そしてそれなりに早く歩いているつもりなんだよ。
それでも、若い人たちが、自分を次々に追い抜かしていくでしょ。
そうするとね、コノヤローって思ったり、がっくりきたりするよね、やっぱり」
前方にお年寄りが歩いておられる時には、必ずこのつぶやきが思い起こされて
先を急ぐのを理由に追い越さなくてはならない状況になると、心がチクッとします。
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