勘三郎パパの休演で、二人の息子さんをはじめ、一座の皆さんは、
もう全力で博多座の3月公演『九州新幹線全線 開業記念 桜壽博多座大歌舞伎』
をつとめておられます。
特に、長男の勘太郎さんは、今回、『夏祭浪花鑑』の主役・団七九郎兵衛を
父の代役として初めて演じることになり、体当たりの挑戦が続いている最中。
最近、ますます姿も動きも声色も‘間’も、父に似てこられました。
「精一杯の体当たり」が、清々しく好ましく受け取られています。
芸が(文字どおり)劇的に伸びるその瞬間に立ち会える観客は、
ある意味とても幸せですね。
勘三郎さん、55歳。 まだまだお若い! 見せていただきたいもの多数!
私も、ご病気の完全な退散と、舞台への完全復帰を待ち望む者の一人です。
今回のプログラムに入っている『棒しばり』で、次郎冠者を演じた
市川猿弥さんも、私の大好きな芸達者。
もっともっと活躍して欲しい人、一般にも知られて欲しい人です。
(昨年、この方も舞台で倒れて救急車で運ばれました。 心配・・・)
猿之助さんから薫陶を受けた人たちのうち、亀次郎さんや春猿さんは
メディアに取り上げられることも多いですが、猿弥さんには
「最後の最後に笑って欲しい」と思っているんですよね。
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