国宝です。 近くまで行って
じーっと観ることができました。
これ一体ではなく、この一帯に
60体ほども確認されています。
約1,000年前に、山肌にはりつくように
これらを彫った人たちのことや、
この頭部が落っこちた時のこと、
今も進む傷み、大きな崩落の危険、
長い目でみた維持のことなど、ついいろいろなことを考えてしまいますが、
この大日如来のふくよかな笑みは、「雑多な悩みや畏れは
どうでも良いのだよ」という、遠い過去からのメッセージのようにも思われたのでした。
ここの磨崖仏たちは、クローズアップになると岩肌だけが見えるので
私は長い間、草木の少ない断崖に彫られたものかと勘違いしていたのですが
実際は緑したたる山の中に点在していて、「その辺の木陰からひょろっと新しいものが
発見されたりしてね」と、無駄口をたたきたくなるくらい(様子が違っていたの)でした。
※ 大分県臼杵市の磨崖仏 公式サイトはこちら↓↓↓から
http://www.city.usuki.oita.jp/sekibutsu/