3月に京都で開催された展覧会が東京へ。
現在、東京国立近代美術館で公開中です。
(副題:おわらないアトリエ)
時間が許せば、半日くらいは会場に居座りたかったなあ、と思います。
今回一番気にいった絵です。
タイトルは『蛾の踊り』。
写真をクリック⇒拡大してご覧あれ。
アンナ・パヴロワが踊った『蜻蛉』を
思い出してしまいました。
身体のラインの美、というよりも、重心のコントロールの具合まで見える感じ。
(愛知県美術館蔵とのこと。)
クレーは好きな画家の一人です。
音や色や匂いが、こちらの鑑賞のペースに合わせて
ふわふわと立ち上ってきてくれるような感じがするから。
絵は左手で描き、文字は右手で書いた、と初めて知りました。
また、作品をランク分けして番号で整理し、技法についての記録も
詳細なものだった、ということです。 真似できんのぅ。
難しい人だったようなので、会ってみたいとは思いませんが
私の中では比較的早くにその存在と作品を知った画家ですし、
作品には、細かく細かく制作した形跡はあるものの、
あまりキリキリと神経質なところは感じられません。
これからももっと知りたいアーティストだな、と思っています。
いつの日か、スイス・ベルンのパウル・クレー・センター(Zentrum Paul Klee)を
訪ねてみたいものです。 夏に行けば涼しいでしょうしね・・・。
※ 東京の展覧会は、7月いっぱい開催されています。
詳細はこちら↓↓↓から
http://klee.exhn.jp/
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