図書館の「子ども用新刊本コーナー」に立ててあった本。
・・・何故、「子ども用」なんだろう、と思ったのが
手に取ったきっかけ。 これは、子どもではいられなく
なった人たちのための本なのでしょうに。
表題の作品は、窓ガラス越しに‘わたし’と猫が向かい合う一瞬。
著者も絵を寄せた画家も、小さい人のための絵本なども手がけておられる
ことから、この本も安易に絵本と同じ扱いになってしまったんでしょうか。
ま、小学生くらいから読めないこともないと思いますが・・・腑に落ちません。
香り高い紅茶でも横に置いて、ゆったり入り浸りたい世界です。
そう言えば、「しっとり」とか「そぼ降る」なぁんていう言葉を忘れてしまいそうですね。
降ればどしゃ降り、というより‘短時間集中豪雨’(南国のスコール型)。
「心地良い夕立」にもほとんどお目にかかりません。 風情無し。
※ 詩の本 『雨の日の午後』 冨永佳与子・詩 渡辺洋二・絵
(株)リーブル 2011年6月初版 1,000円+税
ISBN978-4-947581-64-8
コメント