寿司にインスピレーションを得てアレンジした
小さめのオープンサンドを、デンマーク発のカフェが
出して話題になってから随分経ちます。
これまで、 お茶や簡単なお菓子だけしか
いただく機会がありませんでした。
先日、年輩の女性と一緒に銀座の店にお邪魔して、
初めてサンドイッチをいろいろいただきました。
天井が高くて気持ちの良い‘お休み処’です。
コペンハーゲンの店よりややお澄まし系ですかね。
この写真のオープンサンドよりもずっと小ぶりの
カナッペのようなしつらえのものを、連れの女性が注文。
「小さいから、いろいろな味が楽しめてうれしいわね」と
日頃は小食のその方も、食欲が湧いたようでした。
使われているスプレッドの中にカレーがほんのり利いていたり、
玉ねぎやベーコンを乾かしたものがのっかっていたり、
やはりどこか少し見慣れない、食べ慣れないものがあるようで、観察しきりです。
その中に、超肉厚のしいたけを丸ごと加熱・マリネしたものが
ぽっこりとのっかっているオープンサンドがありました。
「これ、おもしろい! フォークとナイフでずたずたに切り刻むか
手を使って無遠慮にかぶりつくかしないと、上手に食べられませんもの。
寿司をデンマークの食文化に取り入れて、それを日本人がいただくと、
「ここに何故隠し包丁が入っていないの?」という風に疑問がわいて、
食べ方の作法や道具、調理法の違いなんかにも、どんどん興味が
湧くわね。 どんこ1個だけで」 という感想。
銀座の真ん中でサンドイッチを食べながら「どんこの食し方」を語り合おうとは!
年輩のベテラン主婦ならではの興味深い食文化比較に、私も刺激を受けました。
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