茶道がそうであるように、コーヒーでもその楽しみ方を
細かく開発・研究している人が大勢いて、もうほとんど宗教のように
特別の淹れ方、豆の選び方、飲み方、器の選び方、空間のしつらえ方などを
細かく伝道することで生計を立てている例もあるんですね。
私は「教室」のようなところへ行ったことはないのですが、先日たまたま
拝見したギャラリーの企画として、そういう「こだわりコーヒー道の
伝道師」を招いて、期間限定で飲ませていただける日に行きあわせました。
1.最初に、微炭酸水少々を飲みます。(口をすすぐのと同じ効果を狙います。)
2. 「伝道師」のコーヒーは一杯120cc。 器は特注。抹茶茶碗の小型のような形。
(注文を受けてから、ゆっくりていねいに濃厚に淹れます。)
3.カフェオレを頼んだ人を除いて、ミルクも砂糖も無し。
4.砂糖の代わりと言ってはナンですが、小さな羊羹系のお菓子が二種類つきます。
5.お菓子をちびちびいただきながら、濃厚なコーヒーを味わいます。
へぇー。 上等の豆の香りと味をとことん引き出したものは、
飲んだその瞬間というよりも、少しだけ遅れて、爆発が後から襲ってくる感じ。
そういえば、上等のブラック・チョコレートにも似たことが起こる時があるような。
普段はほとんどブラック・コーヒーを飲まない私にも興味深い体験でした。
これがその時にいただいたお菓子。
豆と和三盆で作られているそうです。
黒い器、いつか自宅でも使ってみたいと
思っています。 この小皿は革の模様。
白熱灯の光で浮かび上がっていました。
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