用事で遠出したのに、突然3時間ほど自由になったので
公立の美術館を初めて訪ねてみました。
「しーん・・・。 ・・・。」
受付の女性の顔にも「暇だ」と書いてあるようで。
館の半分が改装工事中で、大がかりな展覧会も開催していないため
城や周囲の公園には大勢の人間が集まっているというのに
ここだけブラックホールのように静まりかえっていたのです。
もしかすると、閉館中だと勘違いしている人もいたのでは。
展示物をのんびりと鑑賞して、トイレにも行って、
ハイビジョンの美術解説番組を何本も観て、
売店で秋に因んだ絵葉書をいくつも選んで買って、
まあ何と充実していたことか。
写真は平田郷陽(ひらた・ごうよう、1903-1981)作、『熟柿』。
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