アンドリュー・ロイド=ウェバー(Sir Andrew Lloyd-Webber,
アンドルー・ロイド・ウェバー 、アンドルー・ロイド・ウェッバーとも、1948生)が
作曲をした『オペラ座の怪人』(1986年ロンドン初演)を、
本拠で、しかもオリジナルキャストで観た時の「鳥肌」は忘れられません。
ある意味、幸運な出会いの一つでした。
以後、日本語版などでもチェックしていますが、
やはりこの初回は、一番強い印象を私の中に残しています。
容姿が醜い、生まれた環境に恵まれない、ということの悲哀。
「美女と野獣」のテーマは永遠に繰り返されるテーマの一つ。
「あの耳に残って離れないメロディーは、やっぱりスゴイ。
「ロイド・ウェバーを現代のモーツアルトなどと呼ぶのはけしからん」と
憤る人もいる、と何かで読みましたが、そんなたとえ方そのものが
間違っている、つまり、彼の才能は彼だけのもの、誰にも真似の
できないもの、誰とも比較できないものだ、ということ。 それだけ。
また、こういう意見の裏には「ミュージカルは(いわゆる)クラシック音楽
(と崇められているもの)よりも劣る」という妙な格付けが透けて見える
ところもあって、「私はそれには縛られたくないぞ」と反発したくなります。
今月は、たまたまたて続けに、この作品の映画を2本観る機会が。
2004年制作のもの(ジェラルド・バトラー主演。 当然、何度も鑑賞。)と、
ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで、2011年10月1日と2日にのみ
行われた25周年記念公演の記録映像。 DVDは発売されるでしょうかね。
パフォーマンス映像は、カメラワークに不満が無くもありませんでしたが、
歴代のファントムたちが並んで1フレーズずつシェアして歌う場面が圧巻!
現役より、じいちゃんたちの方が(やっぱり)巧いしカッコ良いじゃないの・・・!
夜中になって周囲の雑音が減ると、頭の中で作品中のメロディーが
鳴り渡って大変です。 これぞホントの"The Music of the Night"・・・。
たぶんこれからしばらくは続くでしょうよ・・・。