お正月明けに目的もないままにテレビのチャンネルを
あれこれ変えていたら、知らない映画を放映していました。
遺跡の中で怖ろしい怪物に追い掛け回されている人間たちの様子が
そりゃあもう怖ろしかった(んですが、思わず見入ってしまった)のでした。
遺跡の中の石の迷路は、一定の時間が経過すると
壁が動いて新しい空間や通路が現れたり、床が抜けたり、
天井が落ちてきたり、ひょっこりその怪物が襲ってきたり、と
まあ、気が休まる暇がありませんでした。 (お察しあれ・・・)
その様子がずっと頭に残っていたからかもしれませんが、
先日、知人と話をしている中で、こんなことを言われてびっくり。
「つらいことがあったりすると、人生って本当に迷路のようだな、と思うよ。
それもさぁ、その迷路は、一生の間、ずっとおんなじに固定された
迷路ではなくて、たぶん何度も形を変えているんじゃないかと
思うんだよね。 それも突然」と。
その人生の迷路の形が変わる瞬間に、その場で五感がフルに働き、
自分が自分を守ろうとするあの究極の緊張感を、映画の鑑賞のように
一歩引いて観ることができないところが、‘人間’なんですかね・・・。
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