還暦も近いのかな、という細身の女性。
おとなしめながら全身ヒョウ柄・・・
ヒョウ柄のジャージのジャンプスーツに
黒のピンヒールで颯爽と歩いておられました。
これだけだったらまあ「どこぞのおばちゃんにもありそう」なんでしょうが・・・
ジャンプスーツの上から、身体の面積の半分以上が隠れる
薄い薄いストールを二枚重ねしているのが素敵で素敵で。
まず、スーツのすぐ上に重ねていたのが、淡いグレーの極細の糸を
穴の大きなレース編みし、さらにぼろぼろに見えるように穴をあけたもの。
その上から、（下のものより）やや小さめのプレーンな銀鼠色のニットストール。
ねじるように斜めに巻きつけていました。
つまり、ヒョウ柄は、グレーの‘霞’が動く隙間から、
ちらちらと見えるように計算されていた、というわけです。
ダメ押しに、淡いラベンダー色（無地）の小さなニットキャップ。
淡い薄紫色のナイロントート。
「ヒョウ柄」→「派手」「迫力」、という私の思い込みは崩れ去りました。
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熱心なファンが増えている高田郁（たかだ・かおる）さんの作品の中で、唯一、男性が主人公。他の作品と同様、爽やかな涙を誘い、すっきりした読後感をもたらす、という意味では同じ魅力を持っている。大火に何度も襲われる大阪の街が、その度に逞しく復興する様子を、2011年3月の大災害と重ね合わせて再読した。堀井 和子: アァルトの椅子とジャムティー
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こういう類の本は、読むタイミングがうまく来ると読むし、それが来ないといつまでたっても手に取れない気がする。たまたま私の読むタイミングがやって来た、と感じて、最近一気に。「おすすめ」というよりも「ずっと頭の隅っこにとどめておいて、何かの機会に読んでみて」とお伝えしたい。堀井 和子: おいしいテーブル (集英社be文庫)
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