アフガニスタンの実情を知らせる、
デンマーク制作のドキュメンタリー映画
(最前線基地で密着撮影)が公開されました。
『アルマジロ』はNATOの国際治安支援基地の一つ。
歴代の駐日デンマーク大使の中にも、アフガニスタン駐在の経験のある方が
おられるとうかがっていたことも鑑賞の理由の一部でした。
弾丸が間近で飛び交い、いつ命が消えるかわからない戦闘の現実に
身が凍えるだけではなく、最前線で生活する兵士たちの心の内が
私たちが「正常」「平常」「静穏」だとする状態とは明らかに
離れてしまっているその実態に、こちらの心が凍えてしまいました。
特にドンパチの直後、ハイになっている時の様子を見ると、背筋に冷たいものが。
生きて母国へ戻った後、除隊する人も、残って前線へ戻る人も、
もう以前のその人とは違う人格、違う人生を生きる、ということですね。
心が凍えるとあらかじめわかっていたにもかかわらず、「派兵」ということが
どういうことなのか、どうしても蓋を開けて覗いてみたいと考えていました。
憲法や自衛隊の今後について論じている政治家にも観てもらいたい作品。
・・・でも、政治家もその息子も、自分で戦争には行かないか・・・。
デンマーク映画と言えば、春にかけて、マッツ・ミケルセン主演の映画が
たて続けに公開されるとか・・・。
今度は、4月公開予定の、18世紀の王室スキャンダルを取り上げた
美しい映画を観ようかな、と思っています。
※ 『アルマジロ』 公式サイトはこちら↓↓↓から
http://www.uplink.co.jp/armadillo/
※ 『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』 (英題: "A Royal Affair")
公式サイトはこちら↓↓↓から。 日本語の副題・・・誰がつけたのかな・・・。
http://www.royal-affair.net/main.html
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