Calvina's Corner

白桃とトマトの冷製パスタ！ Cold pasta

　‘はしり’も良いけど・・・　まずは夏を惜しむ食事。
　あなたは何を選んでどう食べますか？
　私は、ここ３年ほどは、北国産の白桃とトマト。
　別々に（普通に）ももちろんいただきますが、
　シメはたいてい両方を合わせて冷製パスタにします。
できれば好天に恵まれた、暑さがしつこく残るような日に。

以前にあるプロの料理人が、「相性の良い食材同士の組み合わせを
ひょっこり考えついたとしても、それぞれの旬がいつで、最高の状態のものが
同時期にうまく手に入るかどうかが、なかなか難しいよね」とつぶやいていました。
一つの季節を見送る時期には、特に材料をていねいに選びたいと思います。

この頃、食べ物に限らず、‘季節先取り’や‘はしり’のものを追うよりも、
‘シメ’のほうを心もち強く意識するようになりました。

北国育ち。 Peach from Kazuno

　秋田県鹿角市で育った川中島白桃。
　毎年９月のお楽しみ！ 寿命が延びそう。
　天変地異や気候不順が多いなかでの
　農業は、苦労が絶えないことと思います。

風が。 Rice

　刈り取りまで何度も散歩。
　風が通ると、特有の音と香りが
　この辺り一帯に広がってゆきます。
　音も香りも少しずつ変化しますよね。

「夏素材の秋色の服」は野暮なのか。

数日前、某テレビ番組に出演していた「おしゃれ番長」のR女子が、
「（がんばってお洒落してきたつもりの男性芸人に向かって）
季節を意識したお洒落をするのなら、まず素材。
その服、色は濃いけれど、所詮夏素材の綿でしょ？
秋になったら、やっぱりウールのニットとかを着ないと」と指南していました。
ちなみに、ご自分は化繊の服をお召しになっていたようでした。

笑いをとる性格の番組のようでしたし、
女史の主張にもたしかに一理あるのかもしれませんが・・・

９月も半ばにさしかかっても、まだまだ気温・湿度ともに高い日もある土地も
多い日本では、「綿は不正解」と切り捨ててしまうことこそ、
もはや地球温暖化の時代からずれているのではないか、と思います。
つまり、「夏素材の秋色」というのも、私は不正解ではないと思うんですよ。

秋冬にむく素材の服を、季節を先取りして身に着けたい人は、
そのためにどんなに暑い思いをしても、冷房をがんがん使う野暮は避ける、
という心意気を持ち続ける覚悟も必要なのでは。

マリメッコ好きにも。 Taisetsu na nuno

　日本で作られているおもしろい布のシリーズを発見。
　これは「タマネギニンジン」というタイトル！
　障害を持つ人たちが描いた作品をプリントしています。
　人気のマリメッコで誰かと柄がバッティングするのが
　嫌だなぁ、と思っている人も要チェックですよ。
「たいせつプロダクト」という店（ブランド）が開発しています。

布を開発→製品にして販売していたら、「大元の布を売って欲しい」
という要望が、お客さんから出てきたようですね。
私も断然「商品になる前の布のほうに魅力を感じる」クチです。

※ 問い合わせは、Taisetsu storeへ。  こちら↓↓↓から商品を見ることができます。
　http://blog.taisetsu.shop-pro.jp/

※ 布（Taisetsu na nuno）のことは、最近のブログ↓↓↓からお読みください。
　「もやし」や「ようかん」という作品をプリントした布も、とても素敵です。
　インテリアにも使いやすい幅広布。 素材は綿100%の他に綿麻混紡のものも。
　http://blog.taisetsu.shop-pro.jp/

『おいしい贈りもの』。 Minori Kai

　この本の表紙は自由学園明日館のクッキー。
　「おつかいもの」や「手土産」にするものは、
　ある程度長い年月、社会人をやっていると、
　レパートリーが固まってしまうこともあるので、
　ときどきそこへ新風を吹き込まないと。

それにしても、どうしてこんなに小さな文字を使うんだろう・・・。
文字の色も淡い緑などを使うと、お年寄りには見えにくいから
若い人だけにしか読んでもらえないと思いますが。
ついでに写真も小さめで、「こういうので可愛さを演出する」ってのも
どうなんですかね。

※ 『気持ちが伝わる　おいしい贈りもの』　甲斐みのり・著
　大和書房　1,400円+税　2012年10月初版
　ISBN978-4-479-92055-7

バジルのソース！ Basil sauce

　「ペスト」というと、にんにくやチーズも入っていますが
　家族に強い匂いや味をあまり歓迎しない者もいるので
　私はバジルとオイルと松の実だけでソースを作ります。
　今回は、マカデミアナッツを追加してみました。
　アーモンドもカシュウナッツも切らしていたもんで。
 
バジルの季節も終わりに近づきましたね。　少し淋しい気持ち・・・。

堀井さんの文庫本。 Kazuko Horii's pocket book

　やーれやれ。 既刊本３冊が１冊の文庫本に。
　これ以上ないくらいギュウギュウ。
　ここから入った初めての読者には、
　単行本の初版のほうも探して読んで
　その最初の空気感を味わって欲しいです。

※ 『アァルトの椅子と小さな家』　堀井和子・著
　河出文庫　660円+税 　2013年9月初版
　ISBN978-4-309-41241-2

「ぼくは自由です。」 Hayao Miyazaki

記者会見の録画を観ました。笑顔がチャーミング！
引退発表の感想は、「やっぱり」。 職人気質の権化。
隠居されるわけではなさそうだから
この先も何か素敵なものを見せていただけますね。

（アニメーターとは）「風や光がうまく描けると
２～３日幸せでいられる職業」だと。（朝日新聞朝刊本日付）

そう・・・　アニメーションに限らず、森羅万象を自分の手に
「ちょっとの間でものせられたな」と思える仕事をやりたい（残したい）
と、クリエーターたちは皆考え、苦闘しています。

街にあふれるカーディガン。 Cardigan

　大気からストンと湿気が抜けて、
　空が高く感じられる日も出てきました。
　今季は、あちこちでカーディガンを見かけます。
　例年以上に多いのでは。
　体温調節にはもってこいのアイテムですね。

砂色のカシミヤのツイン、下（五部袖）だけを着て、
上着（クルーネック）のほうは、ボタンを全部とめて、
身頃をぺったりと広げたまま背中に張り付くように羽織っている女性。
なかなか大人の雰囲気でございました。

「背中にぺったり」は、今秋の流行なのでしょうか。多く見かけます。
とめたボタンが並んでいるところが見えるように
ここを表側に出して羽織っている人が多いですね。
でも・・・ 他人さまとおんなじ着方は、私は敬遠、というか、
もっとくしゃくしゃ着るほうが好きかなぁ。

蛍光色に近いピンクの丈の短いクルーネック・カーディガンを
素直に着ていたのは、元気いっぱいの学生さんでした。

色も形も豊富に出回っているようで、文字どおり目移りしてしまいそうです。