特定秘密保護法案。 衆議院の特別委員会をラジオで聞いていたら、
お昼頃に与党側から質疑を打ち切る動議が提出され、賛成多数で可決。
大急ぎ、ですな。
審議が尽くされることもなく、一般市民からも「危機感を切実に感じている」
という声が上がらずじまいのまま、早急に。
海の向こうでは、どう情報を開示していくべきか、を熱心に議論している
最中なのに対して、日本の政治はこれに逆行しています。
というよりも、一つの大国だけを見ている、ということですか・・・。
ガラパゴス化は携帯だけに使う言葉ではなく、日本という国そのものが
本当にガラパゴス島のように孤立する方向へ向かうのかも。
情報を何でも簡単に素早く入手できる世の中だと思い込んでいたら、
はっと気づいた時にはもう遅かった、ということになるのかも。 ぞっとします。
あるいは、完全に政治や時代の動きに無関心で、今の自分の周りだけの
楽しみしか大切に思えない人や、既にあきらめの境地に達している人も
増えているのかもしれませんね。
政治の動きそのものに、怒りや恐怖ややりきれなさを感じると同時に、
この国では、あきらめずに声を上げ続ける人がますます減り、
未来に対して絶望しか感じない人が増えているように思えてならないのです。