「心配な法案」が急に通ろうとしている今、
こういう本に出会うというのも何かの縁。
老いた外交官が語る冒険談の様相ですが
どこまで娯楽でどこまで真実なのかは
シロウトにはよくわかりませんな・・・。
やや、シャーロック・ホームズを思い起こさせる人物設定。
日本にも上流の紳士が生息していた時代への思慕も。
(以下は、本文より一部引用。)
「合法、非合法を問わず、諸外国の情報収集につとめるのは、
外交官の職務のうちだ。
戦前に比べれば、ずいぶん控えめになったとはいえ、
現役の外交官たちも、せっせと励んでいるはずである。」
※ 『天皇の代理人(エージェント)』 赤城 毅・著
角川春樹事務所 2012年10月初版
1,600円+税
ISBN978-4-7584-1203-2
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