良いことも悪いこともいろいろなことを経験した一年でした。
たくさんの方にお世話になりました。 ありがとうございました。
特に、社会参加や社会貢献の点で、来年はもっと‘大人の成長’ができたら、
そして、心身ともに健康で、充実した暮しを編むことができたら、と思います。
H.C.アンデルセンの晩年の日記の中に、次のような記述があります。
1867年の年末最後の記述。この時62歳です。
この年、彼は国家評議員になり、故郷の町オーデンセから
名誉市民の称号を与えられるなど、充実の時を送りつつ、
忍び寄る老いを自覚していました。
「神よ、唯一の神よ、この一年間ありがとうございました。
新しい年は何をもたらすことができ、何をもたらそうとし、
何をもたらさねばならず、何をもたらすことになっているのでしょう。
神よ、願わくは、それを受け入れる力を与え給い、
私をお見捨てになりませんように!」
彼の宗教観については、入り込みすぎないように距離を置いていますが、
太字部分の巧みさが印象に残り、年末になるといつも思い出されます。
※ 『アンデルセン 生涯と作品』
エリアス・ブレスドーフ・著 高橋洋一・訳
1982年12月初版 小学館
ISBN-13: 978-4092641068
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