19日に平田暁夫さん、安西水丸さんのお二人が鬼籍に。
カッコイイオジサンの代表がお二人もいっぺんに、とは。
暁夫さんの帽子、遠くから憧れているだけでしたが、
エレガントで「いつかきっと」と思わせてくれる何かが
ありましたよね。 あれはもう人を選ぶ‘作品’でしたね。
不思議なことに、芸能人・有名人の中には
「かぶりこなしてるなぁ」と納得させてくれる人はほとんど思い当たりません。
水丸さんのお仕事は、柔らかい線でどこか温かくて
それでいて潔くて、誰にも真似できないものでした。
飾っているように見えないのにお洒落だったし、
私は水丸さんの書かれたもののせいで
カレーがますます好きになったようなものです。
新宿のモンスナックのカレーを憶えたのも彼の影響。
スノードームのコレクション、これからどうなるでしょうかね・・・。
写真は共著ですが、元気な水丸さんの様子がうかがえて
好きな本の一つ。 キネマ旬報社から1994年に刊行されました。
読み逃していた方は、この機会に図書館ででも探してみてください。
お二人とも、今春の桜はご覧にならないままでしたね。 なんだか淋しい春です。
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