私のように「ほぼ門外漢。知識無し」でも、
アイドルグループの嵐ってものの概要は
なんとなくはわかっているし、その名前や
顔や話題に触れない日は無いくらいですねぇ。
この論考はとても興味深かったのでした。
特に「カリスマなき時代の偶像(アイドル)」(これが副題)
という位置付けが。 つまり、「隣のお兄ちゃん論」ですね。
むしろ、この時代の考察を、嵐というフィルターにかけて
目指してみたのかもしれない、とも読めるし。
それから、有名な哲学者たちの唱えた理論と結び付けたら、
「ふーん、こうなるのか」という話がいっぱい出てくるわりには
つらつらと軽く読めるところも面白かったのでした。
単純に‘ユニークなエピソード集’として読んでも良いのかもしれません。
各メンバーは読んだのかしらね。 彼らの本当の感想に一番興味があります。
※ 『隣の嵐くん』 関修・著
株式会社サイゾー
2014年6月初版 1,500円+税
ISBN978-4-904209-50-9
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