高見浩氏の訳(廃版)を読んだのは約20年前。
緻密な構成が衝撃的で、私にとって大切な
スウェーデン生活の記憶をくすぐるという意味
でも最適でした。噛み締めながら読める警察もの
の名シリーズとして心に刻み込まれました。
でも、その廃版になった高見訳シリーズは
現在は所有していません。
柳沢由美子氏の新訳でもう一度読めることは喜びですが、
旧訳を全10巻入手したい、という誘惑にも駆られています。
新訳が出ると、旧訳と比較してみたくなる、というのは
何も私に限ったことでもない、案外多い現象なのではないでしょうか。
※ 『ロセアンナ 刑事マルティン・ベック』
柳沢由美子・訳 角川文庫
2014年9月初版 864円(税込)
ISBN978-4-04-101383-0-C0197
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