大きくて軽いボストンバッグをどこへ行くにも愛用していたの
ですが、数年前から肩にかかる負担が増して「これは相当マズイぞ」
とずっと感じていました。 もともと古傷も抱えているからです。
それで、キャリーケースをあれこれチェックし始めました。
が、これがなかなか難しくて・・・「帯に短したすきに長し」とは
いやはや、これこのことだなあ、と。
でっか過ぎては当然駄目。 厚みがあり過ぎても駄目。
軽いのが好ましいけれど弱くては話にならない。
長く飽きないで使えそうなデザインでないと駄目。
でも平凡では嫌!(他とかぶると空港で紛らわしいし。)
このところ、特別な店以外には、トランク系の大型鞄を
たくさんの在庫を抱えていることが少なくなったようで、
「カタログを見て注文してもらえば実物を取り寄せます。
気に入らなければ断ってもらって良いですから」などと
たびたび言われました。 実際に別メーカーのものを
観比べたり、動かしたり、開閉したりしたいのに、
そういう買い物はまず難しいのです。
「インターネットも発達していることだし、どんなものでも
どこからでも手に入れることができる世の中だ」と言われ
ますが、情報はともかく、実物~実際に触れるべきものが
気づいたら身の回りから数多く減ってしまっていた、という
恐ろしいシナリオの一端を覗いてしまったのかも。
そんなこんなだから、数年も経過してしまったんですね。
途中一度、某ナイロンバッグの会社が出したキャリーケースを
「なかなか良いなあ」と思ったのですが、色柄について
迷っているうちに、最も適当なサイズのものが完売・・・。
今秋、ヨーロッパの某メーカーが作った
「お子様サイズ」のキャリーケース
(彼らはトロリーと呼びます)を
思い切って使い始めました。
大型ボストンバッグからの卒業は、どかどか荷物を詰め込む
習慣とのお別れ。 もちろん淋しいし、戸惑いもありますが、
この新しい旅のスタイルには期待も感じています。
コメント