先日、欧州在住の知人(ルーツは米国、生まれは欧州、
幼少期は南米育ち)が仕事で来日、「滞在が長くなる
ので、キッチンのついている部屋を借りて自炊している」
という現場(基地ですね)を見せていただくことに。
この人、プロの料理人でも何でもないのですが、普段から
しっかり自炊しているとのこと。
日本の食材にも大変興味があり、市場や普通のスーパーを
覗くことにも意欲満々。 一般店舗やデパ地下の試食も
大好きで、ほっておくと時間を忘れるほどなのでした。
私がお相伴にあずかった夕食の献立は・・・
●トマトとバジルと小玉ねぎのサラダ
(生姜とオリーブオイルと白ワインビネガーのドレッシング)
●サツマイモのこふきいも
(パセリのみじん切りをたっぷりと上等のバターを少しまぶして)
●開いて半生干しにした魚を流水でジャジャジャーッと洗い(!)、
しっかり水気をとり、オリーブオイルでステーキ風に焼いたもの
(レモン汁をたっぷり絞って)
●ざく切りマツタケと玉ねぎ入りのオムレツ(!)
(「せっかくの日本の秋を自分なりに楽しみたいから」と)
炭水化物では、白米よりも胚芽米や玄米のほうが好きで、
パン類も茶色いもの、朝はオートミールやシリアル類に果物や
メープルシロップを合わせて食べることがほとんどだそうです。
この日の夕食でも、サツマイモで満足できない人だけ茶色い堅パンを
いただく、という具合でした。
調理法にも固定観念や「こんな風にしないと栄養分が損なわれる」
なーんていう縛りが常にあるし、「日本の食材は日本人の我々が
一番良く知っている」というおごりがどこかにあるのでは、と。
もう一つ、教えてもらったのが、この方がスーパーで見つけたという
『紅まどんな』というオレンジです。
愛媛で開発されて間もないようですが、皮が薄く、種が無く、果肉は
ゼリーのような舌触り。これだけで下手なお菓子よりも気の利いた
デザートになります。 ご興味ある方はぜひお試しを。
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