昨日までは、昼間に強い日差しが見舞うなか、
たくさんの人が桜の木に吸い寄せられるように
出かけてきて、名所の周辺は混んでいました。
「ダウンジャケットに日傘をさしてサングラスも」というおばちゃんや
(おそらく場所取りのために)寝袋とでっかいお弁当の包みを抱えて
ウロウロしているサラリーマン、パジャマのまま車椅子に乗せられて
ゆっくりゆっくり小道を移動している一団などなど、いろいろな
人たちの姿を見かけたのでした。
今日はと言えば、柔らかい雨が落ち始め、早々と咲いた木から順に
次々に花びらが落ち始めています。
咲いている花も、背景(空)が薄灰色に煙っているので
それに溶け込んで確認しづらくなりますが、そのぶん
別の趣もあるわけで。
今週は、しっとりと濡れた情景を心に刻むことになりそうです。