この大型連休は、仕事関連でなければ
できるだけ人ごみを避けて、遠出もしない予定です。
読みたいと思って買っていた雑誌や、古本や、図書館から
借りてきた本を、片っ端から楽しむつもりで準備中。
新刊の書籍類も本屋で随時チェックはしているけれど、
今すぐ急いで購入して読みたいものは少ないのかな。
「長く手元に置いておきたくなるかどうか」という基準に
引っかかりにくい感じです。
「そのうち読むかな」とスルーしてそのままになるものも
少なくありません。
一方で、「あ、これは」と思ったら、発行部数が少なく
高価な本だった、ということが多くなりました。
こういう類は、地方自治体の図書館も最近は買い渋ります。
50年以上前から近所で頑張ってこられた個人書店。
バブルがはじけ、ITによる情報発信が急速に伸びる頃から
店舗を閉じて、得意先への定期配達だけを続けてこられました。
バイクに乗ったおじさんを、町のあちこちで見かけてきました。
家族それぞれに声をかけていただくのも常のことでした。
が、ご夫婦ともども健康を損なわれ、今春、ついに廃業です。
お小遣いの入ったフェルトの小さな財布を握りしめて
ガラスのはめられた重い木製の引き戸を開けて入ったあの店は
私の中では消え去ってはいないのですよ。
本や雑誌が大切に大切に扱われていた時代があったことも、
忘れたくありません。
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