あるアンティーク商のお話が興味深かったので
忘れないうちにこちらへ。
「あるお客さまが「買い取って欲しい」と持ち込まれた
お品物がありました。 これを購入されたという店
(日本国内です)の方も存じ上げていました。
いくつか石(宝石)がついていたアクセサリーでしたが、
その石が複数取り替えられた跡、台の修繕の跡もありました。
アンティークの世界では、修理・修繕の跡はあっても
ちっともおかしくはありません。
ただ・・・拝見したお品物の場合、どう考えても、
「誠実に以前と同じような石を探して、元に戻そうとした」と
いうことではなく、(「ごまかしてさらにお金をとろう」と
いうような)悪意を感じたのです。
お客さまが購入なさった店では、おそらくですが、
これを見落として(現地から)仕入れてこられたと思います。
とても 残念なことです」
このアンティークの世界だけではなくて、どこであっても
素人から見ても悪意を感じざるをえない仕事って
そこらへんにたくさん転がっているのですよね。
形に残るもの、残らないものにかかわらず。
単純に「仕事が粗い」というのとはまた別の問題。
いろいろと考えさせられるお話でした。
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