お母さんやお姉さんと一緒にバレエを観に来ていた女の子。
たぶん姉妹で習ってもいるのでしょう。
二人とも腰まで長いさらさらの髪をそのまま自然にたらしていて
お人形さんのように可愛らしいのです。
小学校にあがるかあがらないか、というくらい小さな妹さんのほうが
特におもしろいおしゃれをしていました。
長そでの黒いTシャツの上から、半袖の黒いTシャツを重ね着。
半袖の方には、胸にびっしり黒のスパンコールが縫いとめてあり、
ときどき鈍く光ります。
下に何を合わせていたかというと・・・
黒い無地のタイツを履いた上から、黒いチュールでできた
カボチャパンツに、さらに幾重にも細いチュール(これも黒!)を
フリル状に縮めてびっしり縫いとめたものを重ね履き。
細くてしなやかな脚が嫌らしくない程度に見えてとってもキュート!
足元には黒革のショートブーツ。 同じ革の小さいリボンが脇にちょこんと。
細い細い手首には、フェイクパールと白っぽい小さなビーズを
繋ぎ合わせたブレスレット。 たぶん自分で繋いだのでしょう、素朴なもの。
劇場では、ときどき大人顔負けの「とんでもなくお金をかけました」風の
服装の小さな子を見かけることがありますが、今回のこの子の例のように
心が動くことはほとんどありません。 小さい人たちはそのままで充分に
ピッカピカなので、飾れば飾るほど魅力が無くなるなぁ、と私は思います。
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