「日経ビジネス オンライン」で2008年9月~
12月と2012年2月に、養老孟司氏と隈研吾氏が
対談したものを再編集(加筆・修正)した本。
3月11日も近まり、大震災と津波のことも考え
合わせるような本はないかな、というところに
ちょうど出会い、行きつ戻りつ読みました。
いちいち腑に落ちるフレーズがあちこちに。
日和見主義の日本人が安住できる所はあるのでしょうか。
地層の具合も調べない(調べているかもしれないけれど
あえて公表しないものもあるかも)うえに、誰も長期的
責任をとらないものが建てられ続けているこの国に。
「サラリーマンは「現場がない人」です」(養老氏)
「一律の基準をやめて「だましだまし」やる」(隈氏)
いやはや、本当に、本当に。
※ 『日本人はどう住まうべきか?』
養老孟司、隈研吾・著
日経BP社 2012年2月初版 1,200円+税
ISBN978-4-8222-4889-5
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