花屋の店先に、珍しいチューリップが並び
始めました。 春の先取り。 一週間ほど前に
青色が透けて見えるような濃いピンク色で
八重咲きの、それはそれはエレガントな
チューリップが出ていました。
出かける途中だったので、帰りにもう一度店に戻ると、
残っていたものの茎を短く切り揃え、他の花と合わせて
小さめのブーケに仕立てられてしまった後でした。
(しかも、その出来が・・・・・・。)
文字通り、後のまつり。 チューリップの一輪買いをして、
茎が曲がりながらさらに伸びて、堅いつぼみが色づき、咲ききるまでを
楽しみたい私には、がっかりの結末でした。
後日、もう少しおとなしくはありますが、似たような色のものが出たので
いそいそと連れ帰り、眺めています。
私を含む日本人の肌色には、合わせるのが難しい色なので着たことは
ありませんが、憂鬱な気分も哀しみも淋しさも内に含む大人のピンク、
しかも生物としてこの色を身にまとっている、というのが惹かれるところ。
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