A documentary film of noma (2015), one of the most famous restaurants
in the world, has been released in Tokyo on Fri., Apr. 29, 2016, finally.
Scandinavian cuisine has been changed dramatically,
in these 20 years, as I feel.
Rene-san's speech toward his working fellows, in the film,
was unforgettable; "The seal fuckers were on top.
My dear seal fuckers, let's keep failing together."
It reminds me a famous speech, "Stay foolish"... :-)
「世界一予約のとれにくいレストラン」というレッテルは
うれしく重いことでしょう。 コペンハーゲンのノーマ。
代表シェフのレネ・レゼピさんの才能と努力は言わずもがな、
コンセプトの構築、ディレクション、彼の手足となるスタッフ、
食材調達等など、すべてのピースがピッタリとはまった奇跡の
上に、この店の成功があると思います。
4年間もカメラが追って撮りためた映像が
まとめられた映画が、やっと日本で本日公開に。
これから約50ヶ所で順次お目見えするとのこと。
スペインのエル・ブリを追った映画を思い
出させるドキュメンタリーでもあります。
世界一のランキングに返り咲いたレネさんが、受賞スピーチの中で
仲間たちに向けて放ったメッセージが印象的でした。
「アザラシ野郎ども、一緒に失敗し続けようや。」
(アザラシ野郎というのは、彼ら、そして北欧の食文化を
揶揄した人たちが使ってきた言葉の一つです。)
マイケル・ジョブスの"Stay foolish"を思い出しました・・・。
レネさんの普段の静かなたたずまいを何度か傍で拝見したことが
ありますが、それと料理にかかった時に放たれる‘熱さ’との
コントラストが、この人の魅力の一つでもあると思います。
一番食べてみたいものは、あのレストランの晩餐ではなくて、
彼が普通に愛する家族と一緒に普通のキッチンで普通の食材を
使って、作って食べている料理、かな。
北欧の食文化に華やかなスポットが当たるようになった理由は、
レネさん一人の活躍だけとは思っておりません。
時が満ちたこと、例えば、情報収集、通信や移動・輸送の手段が格段に
変化してきたこと、価値観の多様化を認めることができる人たちが
増えてきたこと、そして、これまでに、北欧出身の多くの食の関係者が
研究や研鑽を重ね、刺激し合ってきたことなども忘れることはできません。
※ 『noma ノーマ、世界を変える料理』
(原題:"NOMA MY PERFECT STORM")
公式サイトはこちら↓↓↓から
http://www.noma-movie.com/