「あなたが来るのなら、僕が今日のメニューを組む。
お連れの方とそれぞれ、アレルギーはありますか?」
以前に仕事でご一緒したシェフのお料理を、再会を機に
初めていただけることになりました。
アンズタケ、ポルチーニは、少しずつ季節が秋に向けて
動き出したよ、と告げているようで、それでいて
未だキュウリを口の中でこんなにもおいしいと感じる、ということは
しつこい夏が身体にまとわりついていることを示しているのかな、と。
少しずつ出していただいて、トータルではかなりの量になるのに
ちっともお腹にもたれない軽やかなイタリア料理。
想像していたよりもさらに薄味で自然で。
ときどきは、こういう手の込んだお料理を時間をかけていただくことも
忘れてはいけない、と思った夜でした。
普通はね、シャンペンまでいただいて洋食系の料理をドンと食べたら
動けなくなったり具合が悪くなったりすることが多いのに、
それがまったく無く、身体にも優しかったのかな、と思います。
ご一緒していただいたのも、これまた何年もお会いできなかった方
でしたので、幾重にも再会の喜びが私の周りを包んでくれました。
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