春めいてきたと言っても、私の場合は外歩きに上着は欠かせませんが・・・
お見かけした年輩の女性は、ニットの大ぶりなベストだけしか
着ておられませんでした。 ご近所にお住まいか、あるいは車から
降りて来られたばかりだったのかもしれません。
ローシルクの太い糸、艶もほとんど無いカラリとしたものを使って
大きな縄編みや掛け目でできた穴が創り出すボコボコした模様。
大きな真四角を二枚編んで繋いだシンプルなシルエットです。
ベストの下に真っ白いシャツ。 下は白いジーンズ。
お揃いの糸で編んだ丸っこい帽子はベレーの変形でしょうか。
髪がほぼすっぽり隠れてしまっています。
白いパール系のビーズをランダムに散らして留めつけてあり、
そこだけが少し鈍い光を湛えていました。
上等な糸だったからなのかもしれませんが、生成り色だけで
こんなに素敵に見せるおしゃれ、それも年配の方のおしゃれには
教えられることが多かったのでした。
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