いつも行列ができている、と評判の店に
「寒さが戻って雨が降る今日なら、並ばずに
すむだろう」と開店時刻に合わせて行って
みました。偶然に私までが最初の入店組。
次の方からは戸外で30分ほど立ちんぼに。
スパイスを36種も合わせている、ということは予習していました。
ルーを口に含むと、独特の風味が鼻を抜けますが、何か一つが
強く主張する、あるいは、舌を刺激するわけではありません。
口当たりはとろりと滑らかなクリーム状で、「ふーん。カレーって
スパイス・クリームだったのか!」と、認識があらたまったような。
油分も控えめで、ガッツリ食べてももたれる感じがありませんでした。
丁寧に作って、丁寧にサーヴする、ということで、お値段高めでも
納得感があり、お客様が絶えることが無いお店なのでありました。
行きつ戻りつしながらしか春は進んで行かないのに、スーパーでは
もう冷麺や素麵類の棚が広げられいて、「鍋の素ですかー?冬が
過ぎたんで、うちではもう置いていないんですよー」と言われたばかり。
私は、酷暑の時期を除いて、温かい煮込みものは欠かしたくないほう。
口に入れるものはファッションの‘季節先取り’とは違うと思うのですが。
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