このところ、「要領」ということについて、何度も考えています。
私が生まれてからずっと不器用な生き方しかできないからかも
しれませんが、たまたま最近、ものすごく要領の良い、
いわゆる「勝ち組」の人に幾人も続けて出会ったのが引き金になり、
考えこむようになりました。
誰とでもそつなく接することができ、するすると世を渡って
不自由することが無い人たち。
教養が高く、たとえ意地悪な本性を持っていたとしても、
臭気があがるような野心を持っていたとしても、
それを包み隠すだけの知恵も回る人たち。
一見、外からは何の曇りも見当たらないのだけれど・・・
体温が感じられない、いえ、むしろ、冷たい印象が・・・。
「良い人」と評価されるものさしは何なのでしょうか。
「良き人でありたい」と、多くの人が望む、その「良き人」とは。
秋を楽しみながら、そんなことをあれこれ考える一方で
自分の楽しみや勉強したいことを、ぶれずに持ち続けることを
大切にしなくては、とも思う夜長、です。
コメント