2013年に邦訳本が出た、アメリカの
女性作家による繊細な冬の絵本。
冬になると凍りつく気候の土地で
生まれ育った人ならではの楽しさの
発見。 そして、美しさの表現。
彼女の言うところの12種類目の氷は、私の心の中にもときどき現れます。
先日、古き良きアメリカをよくご存じで、現在は国外で生活している
方とお会いしました。
「久しぶりに長期間かけてレンタカーであちこち回ったの。
今のアメリカは、何かがおかしい、というか、難しい国に
変わってしまったな、という印象がとても強くて。
親族が昔むかしから住んでいた家が、まったくそのまま残っていて
それが逆に妙な気分だった。 国の現状を考えると。
また近いうちに旅をしてみたいとは思っているけれどね」と。
小さな本。 大人へのプレゼントやお見舞いにも使っています。
※ 『12種類の氷』
エレン・ブライアン・オベッド・文
バーバラ・マクリントック・絵
福本友美子・訳
ほるぷ出版 2013年9月初版 1,200円+税
ISBN978-4-593-50555-5
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